4月20日(火)19時より、メンタルヘルス対策セミナーを開催させていただきました。
もともとは経営者向けのお話を・・・と思っていましたが、参加者のみなさんは従業員の方がほとんど。
2~3日前に話す内容も従業員向けに変更、レジュメも変更・・・。
おかげさまでといいますか嬉しいことに、いつもの私が開催するセミナーとは雰囲気も違って
楽しいセミナーになりました。
4月は年度初めで多忙であったり、思わぬ気候(4月なのに雪が降ったり)で体調が思わしくなく、
という方々もおられたようですので、6月に同じ内容で開催する予定です。
数日中にご案内させていただきます。
セミナーでもお話させていただきましたが、会社を経営していく中で必要不可欠なもののひとつに、
従業員同士のコミュニケーション、お客様とのコミュニケーションだと感じています。
最近では、なかなかこのコミュニケーションのとりかたがわからない若手従業員が多いようです。
毎年、新入社員のタイプを発表している公益財団法人日本生産性本部の「職業のあり方研究会」によると
今年の新入社員は「ETC型」だそうです。
『事務所便り』第53弾は、今年の新入社員のタイプについてのお話です。
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今年の新入社員は「ETC型」?
◆「効率重視」で「コミュニケーション苦手」
公益財団法人日本生産性本部の「職業のあり方研究会」が毎年決定している新入社員のタイプ名について、平成22年度の新入社員のタイプは「ETC型」だと発表されました。
効率化を重視する一方で、人とのコミュニケーションが苦手な面があることから、高速道路を利用する際に料金所で停止することなく通過できるシステムの「ETC」になぞらえたとのことです。
◆上手に人材を育成するには
同研究会によると、厳しい就職戦線をくぐり抜けてきた今年の新入社員は、携帯電話などのIT活用に長け、情報交換についても積極的と言われており、時間の使い方も効率的で物事をスムーズに進める特徴があるそうです。また、CO2排出量削減など環境問題への関心も高い傾向があります。
しかし、ドライバーと徴収員との対話がなくなったように、効率性を重視するあまり人との直接的なコミュニケーションが不足する面もあります。打ち解けて心を開くまで時間が掛かるため、性急に関係を築こうとすると直前まで「心のバー」が開かないため、上司や先輩は「スピード出し過ぎ」に注意する必要があります。
ただし、理解しようとすれば、仕事のスマートさやIT活用の器用さなどのメリットも徐々に見えてくるため、ゆとりを持って接し、長く活躍できるよううまく育てることが重要になるとのことです。
◆今後の就職環境は?
昨年は、世界金融危機以降の先行き不透明感から採用に慎重な企業が目立ち、特に学生に人気の業種では採用を減らす企業が多く、就職活動が難航した学生が多かったと言われています。
最近は、やや景気が持ち直した感もありますが、まだまだ不透明な部分も多く、学生にとってもしばらく厳しい状況が続きそうです。