◆Facebookの活用法とその効果
企業が簡単に導入することができるFacebookですが、実際にどのように活用しているのか、利用して効果があったのか、気になるところです。
そこで、実際に仕事でFacebookを利用したことがある方を対象に、以下の調査が行われました。
◆約半数が「キャンペーンとして活用」
株式会社SALが実施した「ビジネスに関するFacebook活用調査」(20~59歳の全国の男女300人が対象)によると、「Facebookをどんな内容で活用しているか」という問いに対し、「キャンペーンとして活用」との回答が約半数(49.7%)を占めたことがわかりました。
次いで、「お知らせを配信」(38.7%)、さらには「社員、スタッフのブログとして活用」(20.3%)、「新サービスの告知」(19.3%)と続いています。
◆うまく活用できたのは約半数
キャンペーンや新サービスの告知のためにFacebookを利用した方に、「それらを使ったキャンペーンや告知は成功したか」と聞いたところ、「成功した」が55.4%で、「失敗した」(44.5%)を僅かに上回りました。そんなに簡単には成功といかないようです。
◆成功しなかった要因は?
次に、「成功しなかった要因」について尋ねたところ、「『いいね』を集めることができず、情報拡散ができなった」が56.8%を占め、「運用が片手間になってしまった」(39.2%)、「スマートフォンユーザーを取り込めなかった」(14.9%)と続きました。
Facebookは、「いいね」を集めることにより情報がユーザーに拡散されていく仕組みですので、「いいね」を集められなかったということは、企業が伝えたい情報が効果的に拡散できなかったと言えます。
勢いで始めたものの運用にかける時間がなくなり片手間になってしまったことや、ユーザーがスマートフォンであるためにうまくやりとりが出来なかったことを要因に挙げる方も多くいました。
FacebookをはじめとしたSNSによる情報発信は、ただ利用するだけではなかなか効果は得られず、上手な活用法を探し出すことが重要なのかもしれません。